iOSで作るシューティングゲーム

松浦 健一郎/司 ゆき 著
B5変形判、1色刷り、496ページ
本体価格 2,980円、出版日 2011/03/02、ISBN 978-4797361803
対応OS:iOS4.2+Xcode3.25+MacOS X 10.6以上 出版社 ソフトバンククリエイティブ

表紙イメージ クリックで表紙の拡大画像を表示

本書発売時のサンプルプログラムはiOSの新バージョンにおいて動作に支障がありました。
ご不便をおかけして誠に申し訳ございません。
iOS5.0+Xcode4.2+MacOS X 10.6以上に対応した修正版のサンプルプログラムを作成しました。
2012/7/16追加:サンプルプログラムにMediaPlayerフレームワークを追加しました(Added MediaPlayer framework to project)。

新サンプルプログラム(New sample program for iOS5.0+Xcode4.2+MacOS X 10.6)


はじめに

 iPhoneに代表されるiOSデバイスの普及には目を見張るものがあります。街中で楽しそうに、ときには熱心にiPhoneを使う人を見かけることが本当に多くなりました。

 iOSデバイスの魅力は、優れたハードウェアのデザインと、次々と新作が供給される豊富なソフトウェアが支えています。特にソフトウェアについては、個人でも気軽にアプリケーションを開発することができ、Appleが運営するApp Storeを通じて配布したり販売したりすることが可能です。iOSはアプリケーションを公開する場所を求めているプログラマにとって、格好の環境だといえます。

 本書はiOSにおけるゲームの開発に興味を持つ方を対象に、iOSのゲームプログラミングに必要な基礎知識を解説します。題材はシューティングゲームです。シューティングはあらゆるゲームのエッセンスが詰まったジャンルなので、シューティングゲームの作り方を覚えれば、他のジャンルのゲームの制作にもスムーズに進めます。

 iOSでゲームを作るには、次のように色々な知識が必要です。本書では前提としてC言語の知識を要求しますが、他の知識は本書の中で解説するので、安心してお読みください。

 Objective-C言語やOpenGL ESの基本から始めて、弾、自機、敵、武器、ステージ、ボス、ゲームの枠組みといった順番で、ゲームを構成する要素を次々に実現していきます。グラフィックスに関しては2Dはもちろん、3Dも扱います。

 開発を進める過程で、必要な言語やライブラリの知識を学びます。最後にはゲームをリリースするために、品質や速度を向上する方法も解説します。

 本書を読み終える頃には、オリジナルのゲームを開発できる実力がついているはずです。iOSにおけるゲームプログラミングの第一歩として、本書をご愛用いただけましたら幸いです。


特色

本書では次のようなプログラミングの知識が学べます。

サンプルより

タイトル
サンプルゲーム
敵と弾幕
敵と弾幕
ボス(3D)
ボス(3D)

目次

Chapter1 開発の準備

Chapter2 Objective-C入門

Chapter3 弾

Chapter4 自機

Chapter5 敵

Chapter6 武器

Chapter7 ステージ

Chapter8 ボス

Chapter9 ゲームの外枠

Chapter10 ブラッシュアップとリリース


著作権について

 本書内ならびにサンプルプログラムに収録されているプログラムと画像の著作権は松浦健一郎と司ゆきに所属します。掲載されたプログラムおよび画像を、許可なく複写・複製・転載することはできません。ただしプログラムに関しては、プログラミングの学習目的としての利用に限り、自由に改変して使用することができます。


最終更新