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「デスクトップマスコットを作ろう!!」

マスコットシステムとオリジナルコンテンツの作成

松浦 健一郎 / 司 ゆき 著
B5変形判、1色刷り、400ページ、CD-ROM一枚付き
本体価格 2,600円、出版日 2003/03/17、ISBN 4-7973-2155-5
対応OS Windows95/98/XP/2000/Vista
対応開発環境 Visual C++ 6.0/Visual C++ 2008 Express Edition
出版社 ソフトバンクパブリッシング
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マスコット制作
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概要

 デスクトップ上にお気に入りのキャラクターを表示させてさまざま処理をさせる、「デスクトップマスコット」プログラムの作り方を解説。オリジナルキャラクターコンテンツの作成方法も紹介する。
 付録CD-ROM収録のエンジンを使えば、プログラムを書かずにオリジナルのマスコットを作成することも可能。字句解析から意味解析・実行まで丁寧に解説してあるので、オリジナル言語処理系を作りたい方にもお勧め。Visual C++対応。
ザンクロー氏ホームページへ  付録CD-ROMにはGAグラフィックなどで活躍中のザンクロー氏の愛くるしいイラストを多数収録。

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こんな方に

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はしがき

 これは「デスクトップマスコット」の作り方について書いた本です。デスクトップマスコットというのは,Windowsのデスクトップに常駐して,ユーザーの仕事の手伝いをしたり,一緒に遊んでくれたりするキャラクターのことです。
 仕事にしても遊びにしても,コンピューターは楽しく使いたいものです。しかし,Windowsの一般的なアプリケーションはどちらかといえば実用本位で,無機質なデザインのものが目立ちます。そういったアプリケーションはもちろん必要なのですが,それよりも何か好きなキャラクターが画面に「住んで」いて,仕事や遊びの相手になってくれたらずっと楽しいでしょう。
 それが本書で作るマスコットです。壁紙やアイコンとは違って,マスコットはただ画面に表示されているだけではなく,セリフをしゃべったり,動き回ったりします。あるいは,指示した仕事をてきぱきとこなすことも,余暇を楽しく過ごすためのゲームを提供することもできます。
 本書をお読みいただく方の中には,「絵や文章は書けるけど,プログラムはあまり自信がなくて………」という方もいらっしゃるかと思います。でも,心配は無用です。マスコットを動かすには,非常に簡単な「スクリプト言語」を使います。実際,本書のマスコットシステムでは,「こんにちは!」と書くだけでキャラクターがセリフをしゃべります。もちろん,スクリプト言語をもう少し学べば,キャラクターを動き回らせたり,ゲームを作ったりすることもできます。必要なソフトウェアやデータは,全て付録のCD-ROMに入っています。
 一方で本書は,「何か楽しい題材でWindowsプログラミングを学びたい」とお考えの方にも役立てていただけます。特にスクリプト言語の作り方は,こういったデスクトップアクセサリだけではなく,ゲームプログラミングなどにも広く応用できる技術です。また,非矩形ウィンドウや半透明ウィンドウの制御方法など,覚えておくと便利なテクニックも満載です。なお開発環境は,ポピュラーな「Visual C++」と「Win32 API」を使います。他の開発環境をお使いの方でも,マスコットの機能を拡張したり,オリジナルのシステムを作ったりすることができます。
 付録CD-ROMにはマスコットシステムと,このシステムで動く数多くのスクリプトを収録しました。画面写真でご覧いただけるように,ザンクロー氏の筆による魅力的なキャラクターが画面狭しと動き回り,しゃべりまくります。このキャラクターの画像ファイルも多数収録してありますので,「絵にはあまり自信がなくて………」という方にも,マスコット作りを満喫していただけるはずです。
 絵や文章が得意な方にも,プログラミングが得意な方にも,きっと楽しんでいただける本です。ぜひ,皆さんの手で素敵なマスコットを作り上げてください。


松浦 健一郎 / 司 ゆき

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目次

Part1 デスクトップマスコットを作りましょう

  1. デスクトップマスコットってなんですか?
  2. デスクトップマスコットの制作を始めましょう

Part2 スクリプトを書きましょう

  1. スクリプト作成の準備をしましょう
  2. セリフを表示しましょう
  3. いろいろな画像を表示しましょう
  4. マスコットと会話しましょう
  5. マスコットを動かしましょう
  6. アドベンチャーゲームを作りましょう
  7. 吹き出しに値を表示しましょう
  8. 拡張機能を使いましょう
  9. 変数を使ってみましょう
  10. 演算子を使ってみましょう
  11. 状況に応じた反応をさせましょう if文の使い方
  12. 数当てゲームを作りましょう
  13. スクリプトをまとめましょう

Part3 マスコットシステムを作成しましょう

  1. マスコットシステムを設計しましょう
  2. マスコットシステムの基本部分を作成しましょう
  3. マスコットの表示部分を作成しましょう
  4. 吹き出しを作成しましょう
  5. ボタンを作成しましょう
  6. 半透明表示とアニメーションの処理をしましょう
  7. スクリプト言語を設計しましょう
  8. スクリプトエンジンを作成しましょう
  9. 字句解析プログラムを作成しましょう
  10. 構文解析プログラムを作成しましょう
  11. 意味解析と実行の処理をしましょう

Part4 マスコットシステムを拡張しましょう

  1. システムの組み込み関数を増やしましょう
  2. 外部アプリケーションを使いましょう
  3. 外部ライブラリを使いましょう
  4. 外部ライブラリを作りましょう

用語解説
索引

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付録CD-ROMの主な内容

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収録システムのおきがるな使い方

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